麻疹・風疹混合ワクチン接種率
先月末、感染症疫学センターのHPに、平成28年度のMR定期接種実施状況
http://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ma/655-measles/idsc/7536-01-2016.html
が、アップされました。
宮崎県の接種状況はといえば、第1期が99.2%(全国5位)と十分評価できる
成績でしたが、就学前の第2期は92.8%(全国34位)と、予想以上に低い接種率
でした。
HPでは、県内の市町村毎のデータも確認することができます。現在皆さんが
お住いの市町村の接種率がどうだったのかを、ぜひ確認してください。
昨年は関西国際空港を舞台にした流行など165名の麻疹患者が報告されました。
今年は、山形県の自動車学校から広がった60人規模の流行など、10月初めには
185例が報告され、昨年の患者数を超えております。殆どは海外から持ち込まれて、
周囲で小規模の流行を起こしたものでした。
例え海外から持ち込まれたとしても、それ以上広がらせないためには、皆が麻疹に
罹らない身体になっておく事が必要です。にもかかわらず、定期接種を受けなかった
こども達が溜まってくると、新燃岳のマグマの様に、いつか大噴火(大流行)する
日が来るかもしれません。そうならないようにする為には、年長さんのMR接種率も
95%以上にしておくことが、必要です。