宮崎県小児科医会 会長就任のご挨拶
少子化が益々進行し、子供達にとってプラスの面はあまりないように思われます。また、経済的な格差が進行し、小児を取り巻く環境にも影響し、さらに固定化され社会問題となっています。一方、われわれ小児科医の外来診療も、ワクチン接種の導入による感染症の減少が従来の診療内容を変化させ、アレルギ疾患、不登校、発達障害、心の問題、小児在宅医療などに代わってきています。小児科医を開業していただく先生も少なく、小児科医会の開業会員の高齢化が進行し、今後地域の小児乳幼児健診体制、時間外休日夜間の救急体制維持していくことも不安視されています。今後これらの諸問題に対応すべく、県小児科医会は、大学・各医療圏の機関病院の先生を含めて安定した宮崎県の小児医療提供に力を注いでいきたいと考えております。県民の皆様におかれましても子ども救急医療電話相談(♯8000)の有効利用を含めご協力何卒よろしくお願いいたします。
宮崎県小児科医会 会長 髙木純一